自分フラグ
こんなことを考えてしまうのは自分が異常なのか…そんな不安にかられることがあります。
それは出産祝いで訪れた友達の家で、赤ちゃんを抱いてみるよう勧められた時のことです。
かわいいと思っているものの、いざ抱いてしまったら床に落としてしまいたくなるような気がしたのです。
いざ、抱いてしまえばそんな気持ちはなくなります。
穂村弘「鳥肌が」を読んで、この体験と同じことを考えている人のはなしがあり、ハッとしました。
「特定の局面で、何かをする自由を与えられた時、その可能性に対してどんな反応をするのか、自分でも確信がもてない」
わたしは、「自分フラグ」を持ちすぎているのかもしれない…
これからは、赤ちゃんを気持ちよく抱っこできそうな気分です。
読んで笑ってしまうよう話があったり、しんみりする話があったり、穂村弘に会って話をしたくなるような本でした。