カバカモ日記

カバとカモの二人が、少し前のくらし、たまに今のくらしをつづります。からっぽな毎日にひとしずくが落ちるままに。

茅葺きの里

日曜日、京都の美山へ。
大阪の北摂からだと割と近いです。
f:id:KABAMOSYA:20160927194100j:plain

ぶらぶらとお散歩。
f:id:KABAMOSYA:20160927194349j:plain

f:id:KABAMOSYA:20160927194515j:plain


f:id:KABAMOSYA:20160927194700j:plain
茅葺き屋根の妻飾り(?)が、
家紋みたいなマークだったり鶴みたいな紋様だったり。
気になる。
f:id:KABAMOSYA:20160927195132j:plain
その内、茅葺き屋根の宿に泊まってみたい。
…と旦那。

f:id:KABAMOSYA:20160927194942j:plain
ヒガンバナの続く道を通って帰ります。

f:id:KABAMOSYA:20160927195443j:plain
茅葺きの里から車を少し走らせた所に、素朴で可愛い小屋が。
吹きガラス工房でした。

茅葺きの里は駐車場、入場料無料なので嬉しい。
自然と茅葺き屋根に癒された小旅行となりました。

真夜中にクッキーを焼く

夜の11時を過ぎたころ。
旦那が「クッキーを食べたい」と言い出して、まだ眠くなかったので焼いてみた。
夜っぽいかなと思って星形の型を使って。
クッキーは凝ったものじゃなかったら混ぜて13分焼くだけで美味しくて良い。
真夜中にクッキーを焼くなんてなかなかない。

真夜中は子供のころは憧れの時間だったなぁと思う。
モウリスセンダックの「かいじゅうたちのいるところ」も真夜中が舞台だし。
作者は忘れたけど「真夜中の冒険」って言う絵本もワクワクする内容だった。
家にお客さんが来た夜にリビングから漂ってくるコーヒーの匂いとか。
子供時代は対して起きていられないのに真夜中が好きだったことを思い出す。

色々、書いている内にクッキーは残り2個に。
フランフランの、お皿が薄青いので、ちょっと星空っぽいなと思った。
f:id:KABAMOSYA:20160922235159j:plain

人生へのこだわり

夏場、旦那のお弁当バッグに必ず冷凍しておいた保冷剤を入れていました。
腐ると良くないので念のために。

なのですが、この前、たまたま保冷剤を入れ忘れたら旦那から昼過ぎに電話がかかってきました。

「今日のかき揚げ、温かくていつもより美味しかったよ!こんなに美味しい物だったんだ」と嬉しそうです。

良かれと思い保冷剤を入れていましたが、こちらの良かれが、食べる本人にとって良いとは限らないと思いました。

食べる人が美味しく食べられる工夫をしないと、と思いました。

そう言えば旦那は特に温度にこだわります。
ラーメン屋さんも良いか悪いかの判断基準のひとつがスープが熱々か熱々じゃないか、です。

普段、ご飯を作る時も相手の「好き」や「良い」をなるだけ覚えておいたり理解しておくと、ご飯の時の満足感とか幸せ度が変わってくるのかなと思います。

うちの場合だったら作りおきの物は、しっかり熱々で出す…とか。

今、家を建てている途中ですが旦那のこだわりはバスルームの調光でした。
光が調節出来る機能を取り入れたいと強く主張していました。

色や形はともかく別の感覚へのこだわりが強いのかな?と思いました。

私は普段から色へのこだわりが強いので、旦那はそれを知っていてかなり好きにさせてくれます。
それでお互いのこだわりを優先にすることで、フラストレーションもたまることなく一緒に過ごしている気がします。

お互いにゆずる所、ゆずらない所が別々なのでうまくいっているのかもと。

でも、この前、家づくりで玄関タイルの色選びで失敗してしまいました。
本当にあの色で良かったのかな?とずっとモヤモヤするわ、喧嘩になるわです。

私が選んだ色は選択肢から消え、別の色になったのですが、後で「嫌な時はもっと主張して!」と旦那に言われ、喧嘩になりました。

最近、打ち合わせで、そう言うことが続いていて、相手に合わせることと、自分の意見の主張がどこまでして良いのか分からなくなりつつあります。

インテリアへのこだわりが強いにも関わらず、自信がなかったり、かつ相手に合わせる(尊重しようと思う)と言う状態なのも問題かなと思います。

自分の好きなイメージを貫けず、その場の空気に流されています。

相手の提案を否定してしまうと相手は嫌な気分になるかもしれない…と思うようになり、主張を抑え気味です。

結果、玄関タイルのように好きな雰囲気か分からず、もやっとすることになります。

家づくりは人生の選択にも似ている気がします。


2008年、旦那と結婚したいと思っていましたが、大阪で暮らしていく自信が持てませんでした。

自然や田舎が好きなのに、人の性質も環境も違う大阪にたった一人で行くことに職場も友人も反対の人が多かったです。

でも、そんな中で「まずはやってごらん」と背中を押してくれたのが父です。
思い返してみれば、父はいつも私の選択を信じて優先にしてくれる人でした。


自信がない時、自分の意見を否定せずに背中を押してくれる父はありがたい存在だったんだとしみじみ思いました。


今は家づくりで気持ちの面では旦那に頼っている気はします。
しかし旦那の「言いたいことがあるなら、しっかり言うこと!」と言う勢いに対して「お互いを尊重しながら」の私の意見で喧嘩になりつつあります。

家は大工さん、住宅ローンの面倒をみてくれた営業さん、コーディネーターさん、設計士さん…と、それぞれの役割を持った人たちに御世話になりながら、そこに施主の自分たちが加わり協力して創るものです。

今、打ち合わせの中で、誰の意見が勝った負けた納得させた…みたいな戦いになるのを危惧しています。
それが一番、危険です。
そんな感じになる位なら、旦那に全て任せたいです。
どうぞ、戦ってきて。と言う気分に時々、なります。

家のイメージは固まっていますが、そう言う所で悩んでいます。

旦那の主張も分かります。


人とは戦わなくても自分とは戦っていかないとならないと、と思います。
自信のなさだけは解決して、自分で自分の背中を押していかないといけないです。

家づくりも人生も。

クリスタルボンボンと色とりどりのお菓子

大阪に来てから長崎堂のクリスタルボンボンと言うお菓子を知りました。

可愛い色とりどりのボンボン。
そのうちにと思いつつ、まだ買ったことのない憧れのお菓子です。

f:id:KABAMOSYA:20160914165213j:plain
photo by 長崎堂


お菓子と言えば「シュガーラッシュ」と言う映画があります。

子供向けですが、この映画を気に入っていて、旦那と二人で時々、観ます。

色とりどりのお菓子の世界が楽しくて、逆境に立ち向かう主人公たちを見ていると、ちょっと疲れた時に元気になれる映画です。

後は、「アメリ」も元気が出てくる映画です。
フランスのインテリアの色づかいが素敵で、大事件はないけどアメリの日常が楽しそうです。
特にクレームブリュレのカラメルをスプーンでコツンとたたくシーンが好きで、学生時代はカフェで友達とクレームブリュレを注文すると、アメリの真似をして食べたりしました。

お菓子でも映画でも素敵な色とりどりの物に心惹かれる気がします。













秋の味覚と江戸時代

今週のお題「秋の味覚」

秋の味覚と言えば、さんま、栗、きのこ、さつまいも…とたくさんあります。

江戸時代、これら秋の味覚は意味も用途も違っていたようです。

さんまは、あまり好まれず「下品な食べ物」とまで言われていました。
そもそも貴族階級は食べなかったとか。
美味しいのにもったいないです。
長屋では節約のため、さんまの油を夜の灯りに使っていました。
黒い煙がたちこめ臭かったようです。

きのこは、江戸時代の人々も好んで食べていました。
平安時代に貴族だけが行っていたきのこ狩りは、
江戸時代になってようやく一般の人たちも楽しむようになりました。
娘さんたちはお弁当もってきのこ狩りに出かけたそうで、人気行事だったようです。

栗は長野県のある地方では年貢の代わりになっていました。

中国から伝来したさつまいもは、このころ、流行の食べ物です。
焼き芋の屋台に長蛇の列が出来ていたのだとか。


今では、きのこ狩りも焼き芋も昔ながらのものですが、
江戸時代では最新で流行だったんですね。

秋の味覚から見た江戸時代はちょっと新鮮に思えました。

しょくらあと

f:id:KABAMOSYA:20160907185551j:plain
photo by:【エクチュアからほり「蔵」本店】レトロな空間のチョコレートショップ http://www.chocolabo.com/2015/01/09/%E3%80%90%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%BB%E3%82%8A%E3%80%8C%E8%94%B5%E3%80%8D%E6%9C%AC%E5%BA%97%E3%80%91%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AD%E3%81%AA%E7%A9%BA%E9%96%93/


大阪に来てからのお気に入りのカフェはからほりにある「くら」です。
チョコレートが美味しくてノスタルジックで何だかホッとする場所です。



今でこそ、いつでも食べられるチョコレートですが、昔は高価だったと聞きます。

いつ頃から日本でもチョコレートを食べられるようになったんでしょうか。

日本で初めてチョコレートを食べたのは長崎の遊女とも言われているようです。
諸説あるようですが。

当時は、長崎に来日していたオランダ人が数年の任期の間、遊女を家に置いて生活を共にしていたこともありました。

任期が終わると帰ってしまうのですが、遊女に生活道具やあれこれを置いていったんだとか。

そんな遊女のもらった物リストの中に「しょくらあと(チョコレート)」があったそうです。

しょくらあと…って可愛い響きです